雑草園 初夏


 「それならうちにもあるわよ・・・・・」
 戸外に出ると、不思議と花が美しく感じる。戸外に出るということは新鮮なものに触れたいという動機があるからだろう。そうして、身近なものに感動することが鈍感になっていることも事実だ。
 
アガバンサス                                     アジサイ

 確かに雑草に埋もれてはいるが、栽培種も咲いている。鳥が運んできたのか、と聞くとお隣さんからも らった花だという。しかし、我が家では大きな顔をしているフェイジョアなんかは、完全に鳥が運んできたものだ。変わった木ということで放置しておいたら、 いつのまにか大きくなっている。花はどう見ても日本的でない。
 
フェイジョア

 しかるに、今一番はびこっているのが蔦とヤブガラシである。どこにでも根を張る蔓性の植物は、繁茂しやすいというのは本当だ。蔦は、葉っぱだけだからおもしろくないが、ヤブガラシはちょうど花の時期である。
 よく見るとオレンジの部分に水分がある。舐めてみると甘い。目立つ花弁はないが、紛れもない花である。しかも、オレンジ色が花の盛りだったのだ。
 
ヤブガラシ

 そんなことに感心していても、この草は別名ビンボウヅルと呼ばれているので、聞こえが悪い。雑草園に生えるのは当然であるが、やはり刈っておこう。
 それと、あちこちに咲いているのがレモンバームだ。
 
レモンバーム

 ハーブは放置にも丈夫と見えて、雑草園には馴染むようだ。 映画「卒業」のテーマ曲を思い出してしまった。パセリ、セージ、ローズマリー、タイム・・・。
 
ローズマリー                             タイム

 今ちょうどローズマリーとタイムは花盛りだ。この丈夫なハーブは、以前のサンマパーティのとき、奥名さんを高速のSAまで迎えに行った時、そこのフェアでただでもらってきたもの。そろそろサンマ・パーティも考えなくっちゃ・・・・・
スカボロー・フェアについて






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