藤井直樹 秘蔵写真

三徳山 投入堂:秋


 11/27朝5時に家を出て、真っ直ぐ鳥取の三徳山三仏寺へ。
4月のどすこい騒ぎの時に同寺にお参りした人達から有り難くも厄除けグッヅを頂き、年内にお礼参りに行かねばと思ってましたので、雪で閉山になる前に駆け込みました。

石仏が穏やかな顔で迎えてくれた

 投入堂への道は剣呑とは聞いてましたが、確かに修験の場と納得の難所があって、まず第一の試練は文殊堂の縁側巡り。
 欄干も何もない縁側が高さ10mはありそうな正面空間にせり出してるようで、さらに縁側の板を緩い滑り台のごとく少し下に傾斜させてあるという凝った造り。
鎖をよじ登った堂の裏手で私が瞑想に耽っているのに見切りをつけて、嫁が縁側を伝ってあの世にせり出した正面に消えた時も私はオルフェの教えを守ってそちらを振り返らないようにしておりました。
 
痩せ尾根に建つ文殊堂

 次の難関は馬の背。
 切り立った痩せ尾根を進む。墜落現場と墨書された板に吸い寄せられてそちらに行くとどうももう1枚要ることになりそうな道具立てで、崖から空中に出て高い木の根を跨ぎ、身を捻って向こう側へ着地するという超難度の技が必要な道。
 頭の中で技を組み立てていると、下からわらじ履きの無職次男がこっちに道あるぜと言ってくれて、直ちに戻ろうと向きを変えると何かカランコロンという音が。カメラのフードが外れて黄泉の世界へと吸い込まれて行ったと分かる。
 ようやくたどり着いた初めての投入堂に感激も一入。

投入堂




 今朝の参拝申し込み第一号だったようで、無人の道を登って行ったが、帰路は善男善女がどっと登って来てすれ違いに手間取る。
 団体客のおじいさんは足が攣ったと木の根道に座り込むし、もう一人は次男のファッションで穴あきのジーンズを見て、ここまで頑張らないとたどり着けないのな らわしはもう止めたと言い出すはで添乗員が携帯で二名リタイアとバスに連絡する賑やかさ。
 参詣口に戻り受付の修行僧に転落実績を尋ねると、今年は7月に死亡1名、病院送りは8名。60台の男性が投入堂の撮影に夢中で足を滑らせ滑落死したとのこと。
 門前の茶屋で栃餅ぜんざい、黄な粉栃餅を食べる嫁、次男に付き合って座っていると、救急車の向って来る音がする。ヘリの轟音がするので茶屋の裏庭に出て見ると文殊堂が下から見通して、県のヘリが堂正面に丁度降下して来るところ。
 双眼鏡で野次馬するとヘリからロープを伝って救急隊員1名が文殊堂正面直下へ降りて行く。吊り上げ不能の場所なのかロープだけが巻き上げられヘリは飛び去る。堂正面縁側に5名ほどがずっと立っており、どうもそこから誰か下の岩場に転落した様子。将に朝方嫁が黄泉の国を覗いた縁側ではないか!
 道路に特別救助隊の消防車2台が到着し、隊員がハーネスをつけて山の方へ走って行くとどこかに着陸して待機していたヘリも飛び出して来て臨場感が高まる。
  
現実に事故が起きてしまったようだ

 いつまでも野次馬してられないので、日本海側9号線に出て大山を回って米子から帰りましたが大山は雲で見えず。不謹慎ながら文殊堂現場遠望他を添付します。



                                             おしまい


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