節子の山行き
シャモニからツェルマットへ オートルート・トレッキング 2012 7/21〜8/1

 7月21日から8月1日までタイトルのトレッキングに参加してきました。
これまで3K(汚い、きつい、臭い)の地域が優先と、シッキムヒマラヤ、ネパールヒマラヤ、パキスタンカラコルムなどを歩いてきました。今回はいよいよアルプスデビュー。それは非常勤講師の今、夏休みでないと、まとまった休みがとれないという理由もありました。

朝焼けのドーム・デュグテー

 ただし、体力度で靴4つ(ATS社の場合、これより上の靴5つはキリマンジャロだけです。ちなみに普通のスイスハイキングだと靴2から2つ半)を、多いほうから優先・・・と、選びました。

ゲンチアナ ベルマ

 HAUT ROUTE(高い道)とは、シャモニからツエルマットまでの、3000m近い峠を11越え、11の谷を訪れる180kmのロングコースです。そのうちのハイライト部分を歩き、途中では3泊4日の縦走部分もある・・・というものでした。

朝焼けのエギュイ・デュ・ミディ

  イケメンガイド君によれば、事前のツ−ルド・モンブラン(モンブラン山麓を一周)は最終日以外すべて雨具着用という惨澹たる天候だったそうです。でも「今日からは晴れが続き、おまけに花は雪解けが遅く2週間ずれた結果、満開状態」とのことでした。ラッキー!!

モンブランとシャモニの町

 参加者は夫婦1組、男性3、女性5の10名。平均63歳あたり(56歳から73歳まで)。

シャモニ駅近くのホテル

  まずはシャモニ(正式にはシャモニ・モンブランが町名)着。初日は足慣らしで、スイス国境のあるバルムのコルへハイキングです。

スイスとフランスの国境はこの程度

 戻ってから、オプションでエギュイ・デュ・ ミディ(3842m)へロープウエーで登りました。こんな岩峰によくも建設したものです。あっという間にマイナス3度Cの世界。モンブラン山頂は間近。雪稜を歩く人、岩峰を渡ってくる人。間近に見るほど、背は高く、脛から下が長い。やつらは、まさに狩猟民族!

エギュイへのロープウエー


右奥がモンブラン山頂

 まぶしいモンブランを眺めながらの快適ハイキング。保護動物のアイベックスもよく見かけます。ラックブラン小屋泊。ラックブラン湖にモンブラン山群の夕映えが映ります。

プレバン展望台から北方面

 
      ヤグルマギク                       エピロビウム・ラティフォリウム
 戸が閉まらない、水が出ない、電気がつかない・・・が常識だったネパールに比べると(比べる方が間違いとはいえ)快適で、大いに山を楽しむための小屋です。(電気は専用コインで買う・・・ということになる)

奥はグランドジョラスからの氷河

 いよいよ峠越えが始まりました。谷の奥にはダム。その源頭には氷河が流れおちています。峠を越えれば、今度は違う谷が広がり、違う氷河が伸びていて、その奥には鋭峰が連なります。

逆さモンブラン

峠自体は岩の鞍部ですが、その手前の斜面は、たいてい、素晴しいお花畑になっています。

花に埋まる

 
保護動物アイベックス                              スイス側の谷    .

 ここで一名の山靴の底がはがれてくる・・・というハプニングがありました。ところが、ほんの小さな村でも、山道具店があり、なんと、2時間後には接着剤で補修された靴がロッジに届けられていました。請求書もつけずに。四国お遍路のような伝統があるのかも。

花飾りで有名なグリメンツ

 翌日(4日目)は牧草地から、トラン峠をめざしました。ここスイスでも、この典型的な牧草地風景を維持するために、補助金が出ているそうです。越えたむこうにはコバルトブルーのモアリー湖が広がっていました。このダムまでは、谷間と谷間をつなぐポストバスも入ってきています。700mアップくらいで、花畠に上がれるので、子供の団体遠足客もいました。

トラン峠

 5日目の下界と2ピッチに雨具を着た程度。最後のアウグスボード峠(2894m)を越えて(嬉しくて、パフォーマンスをやりました)、電車でツエルマット入り。

最後のアウグスボード峠

 連日1000mアップとダウンを続ける(小屋泊装備を自分で担いで)点では、 靴4つといえたかもしれません。
 
       アローラの谷に出る                               メイド峠

 ここまで山中では日本人に会いませんでした。ところがツエルマット駅に降りるや、とびかう日本語!4〜5割が日本人と思えるほどでした。
 
マッタホルン と ツエルマット市内

 登山電車で行ける展望地がゴルダナート。そこから1駅分歩いて、逆さマッターホルンを見て、また電車で下山してしまうのが一般的なスイス観光です。そのゴルダナートは、まさに日本人が8割といえるほどでした。

市内からの遠望

 なお、この日トレッキングの7名のメンバーはヘルンリ小屋に行ったのです。ずっと岩場で、マッターホルンがどアップで迫るけれど、花などはない。もしスイスが初めてだったら、ゴルダナートは是非行かれたら・・・とTLの説明でした。私は2度目に来ても、こんな晴天に恵まれることはないだろうと、後者を選択しました。さらには、マッターホルン氷河パラダイスの方へも回るつもりでした。

左モンテローザ 右リスカム

 
  ヴァイスホルン                          ドーム・テーシュホルン

 8割が日本人であっても、モンテローザ(アルプスの第2高峰)ほか4000m峰や氷河がもつれあうこの景観は圧巻です。逆さマッターホルンも、堪能しました。

逆さマッターホルン

 下山して、次に町の南端のフーリまで歩き、別のロープウエーに乗りました。こちらは日本人ゼロ!?身振り手振りで、往復1万円近い、乗車券をカードで買いました。(何でも、高いのと、時間がかかるので、一般ツアーには盛り込まないのだろうということでした)。予習しておいたけれど、このロープウエー、乗り継ぎするのか、乗ったままなのか不明。これまた同席した老夫婦が身振り手振りで、「そのまま乗って行きなさい。ずっと上で、今度は一杯乗るタイプのゴンドラに乗り換えるのよ」と教えてくれました。さらけだしのマッターホルンのど迫力!すごい、すごい!と、8人乗を一人で占領して、天空へ。

ブライトホルン

 終点はエギュイより高い3820m。こんな高い所までゴンドラをつける発想など、日本人にはできない。そのうえ、周囲はスキー場なのであります。こんなスケールをどう考えればいいのでありましょう。
 
ウンタラーテオドル氷河                    身振りでシャッター頼む

マッターホルンは120度相当を見たことになり、かなり形が変わってきている。またも身振り手振りで記念写真を頼みました。自分ではすごい冒険が出来た気分で、どの景色にもわくわくし、しっかり焼き付けてきました。

形が変わってくる

最後の晩餐は、駅前のピザハウスで。夕方大道芸をやっていたツエルマット駅前の舞台で、篠笛を吹いてきました。「笠編み唄」と「通りゃんせ」と「山羊に引かれて」。ありきたりの土産品しか買えないけれど、誰にも出来ない記念はやってこようと携帯していました。だんだん旅の恥は掻き捨てになる・・・。
 
 ツェルマット駅前で篠笛芸                  ゲンチアネラ・カムペストリス




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