節子の山行き
白山PW 砂防尾根〜南竜〜別山〜市ノ瀬
2017 7/21〜22

 2017年は7月の末でも、まだ梅雨は上がる気配なしのうえ、台風も発生していました。今回の白山PWは、そんな梅雨の晴れ間を突けましたが、翌日からは、大雨警報が出て、卯辰山相撲場近くの車道が崩落。崖下の住人に避難勧告が出たほどでした。

山上より荒島岳を望む

 花の季節の南竜ケビンは、4月1日時点での予約が必須。それから何度も参加希望が増減しましたし、いくら馴染みの白山でも、好天の「花の白山」に巡り合えるのは幸運です。
 
ミヤマキンポウゲ    花の稜線   オンタデと大屏風、別山

 さて、今回は、同期の中で、「開山1300年の白山へ」と、話が持ち上がり、これに、先輩O氏の「生きているうちに、もう一度白山に登りたい」の夢も加わりました。

夏山JOY!

 地元組といえるO氏ですが「家族を食べさせるのが、俺の仕事」と、山などに脇目も振らず邁進してこられたそう。山でガス抜きして、子育てと学習塾を両立させてきた私とは、責任の重さも違ったのだと思いますが、リタイアすると、山が浮かぶのが、やはりワンゲルOBです。そして、自然解説員のM氏の方へは、心配のあまりの、最新情報とご意見拝受の電話がやんやとかかっていたそうです。
 
ハクサンコザクラ花咲く草原

 7/21 別当出合〜中飯場〜甚之助小屋〜南竜が馬場

 さて、食糧係の私は、初心者を騙し騙し登らせるのが上手(?あくまで主観)です。
 
さあ出発ここでワンピッチ

 スローペースで、おいしいもので気分転換とエナジ―補給をしながら、涼しくて景色のいい所へまで上げてしまえば、後は何とかなる!
 
御嶽噴火後に出来た標識不動滝の由来は…

 それらのサプライズは、冷凍ゼリー飲料(保冷剤兼)とともに、団装として配布されました。で、中飯場では冷凍スイカ(+後輩Y氏手作りのトウモロコシ)。
 
5億年前の礫が…中飯場

 別当覗きでは糠漬け胡瓜と蓬餅、甚之助Hではそこでの水で冷やした素麺。
 
高飯場跡甚之助H前での素麺

 南竜分岐では、冷凍パインが出てくるという具合で、無事雲上人になれました。
 
エネルギー入れたし…ほら、甚之助があんなに下に


南竜ヶ馬場

 
水平道展望台にあったテガタチドリの群生トンビ岩コースの谷

 それにしても、金曜日というのに、別当出合駐車場は到着直後に満杯で閉鎖され、上からも「今日のご来光はよかった」と降りてくる人で溢れていました。
 
難所?油坂を望むビールを確保したよ

 45年ぶりのO氏の場合、なおのこと、年寄りだらけにも、カラフル姉ちゃんにも、走っていく人にも、びっくりだったようです。
 
南竜での夕食ケビンNo5下の庭園にて


南竜の庭園


 7/22 南竜ヶ馬場〜油坂の頭〜別山〜チブリ小屋〜市ノ瀬

 翌日、「そんな3時半なんて、よう起きれん」の意見ありながら、皆ピタッと起きて、4時出発。アイゼン要不要云々が飛び交った雪渓も、軽くキックステップであがって、油坂の頭でご来光(万歳!)、そして朝食。
 
ご来光油坂の頭で万歳!!

 
難所油坂を越えた 赤兎方向に影別山

 
御前峰・南竜を振り返る槍・穂

 
花と雲海雲海と御嶽、南ア

 雪解けが遅かった分、開花したばかりのみずみずしい花達があふれた尾根の縦走は、まさに夏山JOYでした。

別山の雄姿
 
 
別山と天池にまだ雪が…

 
天池と御嶽六兵衛室があった所


 
なんや、まだ登りが…花とおじさん

 ここまで、U氏にハンディーとして担ぎ続けてもらったスモモが、また美味しかったです。
(こんな稚拙な文を書くと、百万石祭りの作文に食べ物のことしか書かなくて笑われた大昔を思い出します。でも人垣で何も見えなかった子供の私にすれば、それ以外に書きようがなかったんですけどね。)
 
朝靄たなびく御前峰重くても、果物!

 
池塘とハクサンコザクラ何回目かな…

 咲いていてあたりまえだと思ってきた花尾根は、他の山を知るほどに、そうそうない場所なんだと、その値が判るようになります。
 
池塘とシナノキンバイクロサンショウウオの卵塊

 
花の尾根を行く花を楽しむのがOB

 でも、U氏を除く皆さんには昔どおりに、「タカネナモシランソウ」ばかりだったようです。
 
ここにも、噴火警報用標識この日程にしてよかった

 Y氏なんぞは「そんなに撮って、どうするんですか?」
フッフッフ、一期一会の花の価を知らんヤッチャ!!
 
露光るチングルマ道脇を染めるミヤマキンポウゲ

 
このルートの醍醐味・大屏風を巻いて通過

 
ハクサンコザクラニッコウキスゲの草原


素晴らしい縦走路

 彼の「なんでこんなに重いの?」のザックは、吟醸酒+自家製トウモロコシで一杯。その一方で、合羽なし、武器なし、ヘッ電なし…には、笑わせてもらいました。
 
分岐からワンデリングに咲いたばかりやねえ

 
気持ちのいい尾根・ハイマツのプロムナード


御舎利から別山本峰

 
花の競演道を行く

 
青空につながるフラワーロード

 
別山頂上別山神社

 

ミヤマダイコンソウと白山主峰

 そのトウモロコシや、T氏の岡崎名物を別山山頂で、ゆったりと賞味。細身の単独山ガールにも分けたうえ、お節介節子が「こちらが白山の地図の著者」と紹介すると、これから石徹白に向かうという彼女、感激のうえ、最高のアドバイスを著者からうけていました。
 
今度も大休止・山頂の憩い


別山頂上から

 
山ガールです三方崩山・白水湖方面.JPG


別山平・三ノ峰方面

 
ここに居るのが夢のようです

 そしていつものK氏の三脚立てた記念写真にも一緒に納まり、軽快に降りていきました。
 
石徹白へ向かう方の山ガール別山からの戻り

 
ハクサンシャクナゲと御舎利チブリ小屋めざして

 
振り返り仰ぐ別山チブリ小屋近し

 チブリの小屋では、H氏が担ぎ上げてきた赤谷の名水でたてたコーヒーを頂きました。

チブリ小屋

 
学生時代より20キロオーバーコーヒーブレイク

 それから長い尾根へ。このところ、トレッキングのレベルを落とした(?)せいで、ますます「何か違う」感が募ってしまう私。ワンゲル仲間だと、こんなに、水も空気もおいしくなるのか!と、やや感動。
 
別山が霧でかすみ始める

 
花の草原を下る。 きれいなササユリが多い

 
膝を痛めないように、登る時は辛いあたりです

 U氏とH氏が先行して降りて、車を回収してきてくれましたが、O氏のメールには「市ノ瀬があと1キロ遠かったら、もうダウンしていた」とありました。
 
初夏の草原チブリ尾根のブナ林

 水場こっちの水の方が冷たい

 
いよいよ…やっと…到着

 そしてお風呂のために永井旅館へ横付けした途端、通り雨が…。


 花の白山


 花が遅めの今年、結果的には、咲いたばかりの瑞々しい花達にめぐりあえることになりました。
 
オニノヤガラハクサンオオバコ

 
タカネナデシコセンジュガンピ

 
テガタチドリノビネチドリ


ウズラバハクサンチドリ

 
イワイチョウミヤマダイモンジソウ

クロユリの両性花

 
アカモノアオノツガザクラ

 
ツガザクラヒメクワガタ

 
ハクサンシャクナゲの群生ピンクのハクサンシャクナゲ

 
カライトソウとシモツケソウ

 
クルマユリシナノキンバイ


タテヤマウツボグサ

 
ハクサンタイゲキヨツバシオガマなど、花の路


ハクサンイチゲと三方崩山

 
可憐なハクサンコザクラ

 
チングルマ露光る実

 
<芽吹いたばかり>キヌガサソウ


雪解け直後のミツバノバイカオウレン

 
縁が赤いツマトリソウ、ツマトリの名はこの縁取りから

 
ニッコウキスゲと別山ピンク色のササユリ

 
タマガワホトトギスキツリフネ



[ 写 真 集 ]・・・ 山と行動

[ 写 真 集 ]・・・ 白山の花



おしまい